5代目のステップワゴンで登場したバックドアは、「わくわくゲート」と名付けられている。
後ろのドアが左半分だけ開くし、跳ね上げ式で全部開けることもできる。
よく考えついたし、よく形にしたと感心する。
これが売上には逆効果だったのか?それとも別の原因か。
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わくわくゲートって便利なのか
後ろのドアから出入りする割合
子供が出てみた。
小さな子だと手をつないであげないと危なっかしい感じがする。
ちなみに、わくわくゲートの地上高は445mm、2列めのスライドドアの地上高は390mmである。
もし、ワクワクゲートから出入りするなら、ビールケースをもってきて、階段にしたいところである。
しかし、自分の子供だったら、安全を考えて「後ろのドアからは出るなよ!」と「禁止」するだろう。
理由は、後ろから出た為に
- 駐車場の縁石でつまづき、前に転ぶ。または後ろに倒れて、頭をバンパーで打つ。
- アウトドアのキャンプ地等の凸凹でつまづき、転んでケガする。
- 勢い良くドアを開けたら、クルマの後ろを通っていた人に当たった。
などが考えられるからだ。
3列目のシートに子供が乗る割合
後ろのドアから子供が出るというのは、3列めのシートに子供が載っていることが前提である。
筆者は1ボックスを以前乗っていたのだが、それはあまりないと思う。
まず、3世代6人家族で想定してみよう。(世代ごとに2人とする)
前席は、若い夫婦。2列めは子供、3列めは祖父、祖母となるだろう。
2列めに子供を載せるのは
- 若い夫婦からみて、自分の子供を目の届くところに置きたい
- チャイルドシートや、ジュニアシートは2列めに置いたほうが、子供を乗せやすい
- おでかけで、ダッシュボード上のカーナビを使ってDVDを見せるときに、2列めからが見せやすい
などが理由だろう。
この状態で祖父、祖母がわざわざ、3列めのシートをたたんで、降りるだろうか?
もし、そんなとこから降りようとしたら、私なら「ストーップ!!」を大声を挙げて止める。
転んで打ちどころでも悪ければ一大事だからである。
では次に、2世代4人家族でキャンプに行くと想定しよう。
この場合も、2列めは子供が座り、3列めのシートはたたんで、荷物を入れるだろう。
もちろん、後ろのドアは全開だろう。
ちょこっとしたものなら、2列めのドアを開けて、3列めのシートに放り込むのではないだろうか?
※ちなみにこのわくわくゲート、最下位グレード以外は標準仕様である。
つまり、無しを選ぶなら最下位グレードしかないのである。
バックミラーに、太い棒が映ってしまう
わくわくゲートは半分開けられるように、窓も2つに分かれている。
その間を補強するために、その部分が太くなっているのである。
出典:ようじさんのつぶやき。
つまり、後方確認の時にわくわくゲートの真ん中の黒いのが邪魔となる。
後ろの窓は、多少汚れていても気になるくらいだから、この太くて黒い縦棒は気になる。
黒い棒の後ろに、電柱とか人とか、何か隠れていないか気になってしまうのでは?。
わくわくゲート以外が理由とすれば
また、低燃費のターボがついているのだが、ターボ=燃費悪のイメージがあり、避けられているのかもしれない。
同じ1500ccでは、ホンダのフリードがあるが、ボディが小型なので「ちょうどいい」(CM通り?)のかも。
では、フリードとステップワゴンでパワーウエイトレシオを比べてみよう。
パワーウエイトレシオとは、車両重量/馬力で加速性能を表す比率で、値が小さいほど優れていることになる。
フリードは1500CC(118馬力)で車重は1.4トン程度。
パワーウェイトレシオ 1400kg/118ps=11.9kg/ps
ステップワゴンも1500cc(150馬力)だが、1.7トン程度。
パワーウェイトレシオ 1700kg/150ps=11.3kg/ps
ちなみに、スズキ・アルト(8代目)が11.92kg/psである。
このボディサイズで、排気量が1500ccでは、非力すぎると考えられているのではないか。
また、2ちゃんねるではこのような意見もあった。
- 冷蔵庫みたい
- わくわくしない
クルマとしての魅力が他車に比べて薄いのが売れない原因なのかもしれない。
コメント
左右非対称で見てると気分悪くなるからに決まってるやん
コメントありがとうございます。なるほど、そういうことも言えますね。でも強度の面からわざと左右非対称にしてるのかも。