ヒアリの特徴を環境省が公表。巣と大きさが見分け方のポイント

2017年5月26日に尼崎市で初めて国内で発見されたヒアリ。環境省からの発表資料からわかりやすい見分け方を調べてみました。
一般的にいるアリとは巣と大きさに特徴があるようです。

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ヒアリの特徴を環境省が公表


出典:環境省 ヒアリの参考資料 ストップ・ザ・ヒアリ

内陸部でも港でも、あちこちで発見されているヒアリ。
ニュースで連日言われていると、そこら辺にいるアリもヒアリに見えてきますよね。
刺されると火傷のような痛みとかアレルギー反応によっては死に至ることもある。などと聞くと
「ヒアリじゃないかもしれないけど、退治しようか」と一瞬思うでしょう。

でも、環境省の資料によると、
一般的にいるアリを退治すると、ヒアリの繁殖を助けることになってしまうんです。

それは、結婚飛行を終えた新女王アリは、地面に降りてくるとすぐに巣を作り始めますが、
虚弱なので、そこが在来のアリの領土だと働きアリに見つかって殺されてしまいます。
また、クモなどの捕食者に食べられてしまったりして、ほとんど失敗するそうです。

ただし、在来のアリを殺虫剤で殺したり、耕運機で(日本在来のアリの)巣を壊しておくと
天敵がいなくなり、ヒアリが定着しやすくなってしまう
のです。

ヒアリの特徴は巣が独特である

出典:環境省 ヒアリの参考資料 ストップ・ザ・ヒアリ

土で巣を作り、ドーム状に盛り上がった巣をつくります。
大きさは直径25~60cm、高さ15~50cm。
その巣から四方にトンネルを伸びており、働きアリはそこを通って餌を取りにでていきます。
つまり、巣より少し離れた周辺から出入りするようです。

日本にいるアリは、
巣穴の廻りに土粒を盛って噴火口のようにするタイプか
落ち葉や枯れ葉で巣を作るタイプの
どちらかです。

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ヒアリの特徴は大きさが無段階

出典:国際社会性昆虫学会日本地区会(JIUSSI)

体調は2.5mm~6.0mmで全体的に赤茶色をしています。
働きアリの大きさが一定のサイズではなく、小~大までいろいろな大きさのアリがいます。
といっても、巣を壊してまで調べないでくださいね。
壊すと、ヒアリが怒って足によじ登って来て、同じヒアリが何度も刺すそうなので。

まとめ

・ヒアリにとって、従来そこにいるアリは天敵となるので、むやみに退治しないこと。
・ドーム状に盛り上がった巣を作るが、最初は巣がないのでわかりづらい。
・小~大(は2.5mm~6.0mm)まで様々な大きさの働きアリがいる。全体的に赤茶色をしている。

ワイドショーでは不安を煽るような演出をされがちですが、環境省のホームページで参考資料を確認するようにしましょう。

ヒアリについて詳しく知りたい方にはこのような本があります。

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